小児はり

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日本伝統鍼灸学会のZOOM視聴で、小児はり(刺さないでさする鍼)を見ていました。
鍼灸には色々な主義や流派がありますが、
「疳の虫」
夜泣き、キーキー声、夜驚症、食欲不振、不機嫌、奇声、不眠、吐乳、噛みつく、チック、下痢、便秘の総称
生後3か月くらいから起きる小児の自律神経の未発達から起きる症状
疳の虫の特長
目や口の周り・鼻の下は発赤、目の色が青い、前額部の静脈怒張
表情がこわばっている、毛髪の逆立ち、目を開けて寝る
こんな症状に対して適応になります。
歴史は古く、江戸時代には既に疳の虫に小児はりを施術している記録が残っています。
鍼でさするだけではなく、お母さんの不安を和らげ、生活習慣を聞いて改善できるところを探し、
お母さん自身にもおうちでお子さんのケアができるようになってもらうのが目標です。
私が子どもの頃は、疳の虫に宇津救命丸ってCMがあったので疳の虫という言葉は知っていましたが、
最近CM見なくなりました。

 

新生児訪問をしていると泣きが強くて、ちょっと育てにくそうなお子さんに出会う場面があります。
頭の中で「ああ、疳の虫が強い子だな」と思います。
まずはお母さんのお話を聴いて労い、着せ過ぎや飲み過ぎはないか、排泄リズム、外出や外気浴、スキンケア等のお話をしますが、
古典文献の『諸病源候論』に同じことが書かれていて、昔から変わらない基本なんだと納得でした。
訪問中にいきなり小児はりの話をすると怪しい助産師になってしまうので、
ゆるやかに手当て、とかベビーマッサージの話を少しだけしています。

お母さんの身体の緊張を和らげてホッとしてもらうことをもっと行いたいのですが。
限られた短時間で行政からの依頼で行う訪問には限界もあります。

色々考えた一日でした。